Boostのビルド、あるいは共有ライブラリの悲劇 (1)

Boostをビルドするのは、かなりの難行である。ビルドシステムは意味不明だし、長い時間をかけてビルドしたライブラリは半分も使えば良いほうなのではないか。正直、ぼくが使うのは、せいぜいBoost.GraphとBoost.IostreamsとBoost.TestとBoost.Threadあたりくらいだ。これらでさえ、リンクはしてるけど、本当は使っていないことのほうが多い。たとえばBoost.Iostreamsを使うのは適当にストリームをでっちあげたいからであって、いつもいつもbzip2やzlibの入出力をするわけはない。Boost.PythonやBoost.MPIを使えば人生が変わるかもしれないが、今の人生もけっこう気に入っている。


【結論そのいち】Boostのビルドなんか、しなくたって生きていけるさ。